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時間が薬

2月15日朝9時13分、父が他界しました。約6年間に渡る闘病の末の最期でした。15日の朝7時少し前、病院から電話があり、すぐに向かいました。病院につくと、容態は少しよくなっていました。ほとんど心停止状態だったのが、看護婦さんが「家族が来るからがんばれ」と声をかけると、少しよくなったとのこと。私と母は、「兄が来るまでがんばれ!」と必死に声をかけました。もう反応はまったくなかったのですが、兄が到着して1時間ほどたったころに亡くなりました。家族が揃うのを待っていたかのように感じました。その2日前の夜中、「お父さん、眠れるなら寝ていいよ、きついやろ?」と私がいうと、「お前達(兄と私)も眠れよ」と最後の力を振り絞って言ってくれました。おそらくそれが最後の会話だったと思います。私と兄はいったん家に戻り、翌朝はもう意識はありませんでした。

お通夜と葬儀にはたくさんの方が来てくださり、本当に感謝しています。頑固な父でしたが、故人の人徳だと思いました。でも、やはり、肉親との別れはとてもつらいものです。皆の前では絶対に泣かないと決めていたのですが、火葬場を出た後に、こらえきれなくてひそかに泣きました。火葬が終わって骨だけになってしまった姿を見た瞬間のショックは今でも消えません。途中、お世話になった病院が見えたときにはなんともいえない胸の痛みがありました。

家に帰り、母と昔話をしました。これまで聞いたことのない父のことを知ることができました。入院していたときに父が愛用していたパジャマやカップなどを見たとたんに涙が滝のように出てきました。きっと時間が薬なのだと思います。人間はよくできていて、あまりに苦しいことがあると忘れるようにできているらしいです。きっといつかはこの悲しみも消えるのでしょう。

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Comments

bambi殿

「花時計」読みました。今、まさにそんな心境です。誰もが経験することなのでしょう。

Posted by: watermelon@管理人 | February 22, 2006 at 08:03 PM

Watermelonさま

2/19付西日本新聞の「花時計」を読みましたか?さすがに上手に表現してありましたが、当該者にしかわからない気持ちでしょうね。

Posted by: bambi | February 22, 2006 at 03:49 PM

ヤンさん、bambiさん

ありがとうございます。
役所関係の届出など忙しくしているので、気がまぎれていますが、何もかもおわった後はきっと寂しさを感じるのでしょうね。今は元気です。

Posted by: watermelon@管理人 | February 20, 2006 at 08:19 PM

お父様のご冥福をお祈りします。
時間が解決してくれることだと思います。
悲しいことは我慢せずに、いっぱい泣いて下さい。
時間の経過と共に悲しみが癒されますように。

Posted by: ヤン | February 19, 2006 at 11:17 PM

お疲れさまでしたm(__)m。長い闘病生活、看病生活になりましたね。watermelonさんもご家族もできればゆっくり休んでいただきたいと思います。その後がいろいろ大変なのは祖父母を亡くしたときに経験済みですが、親となるとねえ、ちょっと想像がつきませんね。

お通夜の日は月並みな表現ですが、涙雨になりましたね。あまり面識がなかったにもかかわらず、泣けて泣けて仕方がありませんでした。なぜなんだろう?

今はいろいろ忙しくてゆっくりお父さんのこと偲んで暇はないでしょうが、そのばたばたの中でよい想い出がいっぱいよみがえってくるでしょうね。

ホント、身体を大切に、お母さんのことも大切に。

Posted by: bambi | February 17, 2006 at 12:52 PM

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