KAGEROU (ネタバレあり)
作家に転身中の水嶋ヒロさんの著書についてです。ネタバレしてます。ご注意ください。
ネットでは酷評されているのでどんな駄作かと思っていたら、素直に面白かったです…。編集者の手がどれくらい入っているかはわかりませんが。心に残る作品だったと思います。
ストーリーは、ビルの屋上から飛び降り自殺しようとしていたヤスオは、京谷と名乗る美青年から声をかけられ、臓器提供を依頼される。脳以外の体のパーツを全国のレシピエントに移植する代わりに、それなりの報酬金を受け取り、借金を返済することができる。どうせ死ぬんだからとヤスオは承諾するが、いざその日が迫ると生きたいと思うようになる。
はっきりとは書かれていないけれど、京谷は脳疾患で倒れ、ヤスオの脳を移植されるのですよね。体のパーツはそれぞれレシピエントに移植されてヤスオという個人はこの世から消えるけれども、今後、ヤスオの心は京谷として生きていくわけですね。フジテレビの「世にも奇妙な物語」あたりで映像化するとよさそうですね。京谷は水嶋ヒロ本人でいいでしょうね。ヤスオは、堺雅人さんがいいかなあ。
次回作も読んでみたいです。
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