岡田鉄平さんメジャーデビュー
私とは無縁だと思っていたクラシック界で王子様を見つけた。その人は岡田鉄平さん。鉄平さんを初めて知ったのはこれまたクラシックとは全く関係なさそうな梅垣義明さんのライブだった。女装してシャンソンを歌い、ときには鼻豆を飛ばす梅垣さんの後ろで、鉄平さんは華麗にヴァイオリンを弾いていた。その姿にひとめぼれした私は、柄にもなくクラシックを聞きにいくようになった。4歳からヴァイオリンを習い始め、桐朋高等学校音楽科卒業、桐朋学園大学音楽部卒業、同大学研究科修了という音楽界のエリートだ。たまに「冗談音楽」と称して「エリーゼのために~水戸黄門バージョン」などというちょっとふざけた音楽を奏でて笑わせてくれる。その岡田鉄平さんが杉浦哲郎さんと共にキングレコードからメジャーデビューしたと連絡があった。クラシックを聞くと心が安らぐし、その上、演奏者が王子様だったら言うことないだろう。
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